夜に洗濯物を干すと「乾かないよ」「夜はやめた方がいい」と言われることがあります。
ただ、共働きや子育て中だと夜に洗う以外の選択肢がないことも多いはずです。
では、そもそもなぜ夜干しはダメと言われるのでしょうか。
この記事では、夜干しが不利になる理由や気を付けたい点について整理します。
目次
外干しで夜は不利になる理由
太陽光(紫外線)の殺菌がない
日中の外干しは、太陽光の紫外線や熱が洗濯物を乾かす助けになります。
紫外線には弱いながら殺菌作用もあるため、衣類の臭いの元となる菌の増殖をある程度抑えてくれます。
夜は当然ながら紫外線がありません。
乾燥の速度も、殺菌の面でも日中より不利になります。
私も子どもの体操服を夜に外で干したことがあるのですが、翌朝取り込んだ時に、独特の湿った臭いが残っていて驚いたことがあります。
同じ服でも日中に干したときは臭いを感じなかったので、違いを実感しました。
風が弱く乾燥が進まない
洗濯物は「風の流れ」で乾きます。
衣類の表面にある水分が空気に移動するには、風で空気が入れ替わる必要があります。
夜は日中に比べて風が弱くなることが多く、空気の交換が起こりにくくなります。
その結果、乾くまでの時間が長くなります。
夜露や湿度で逆に濡れる
夜から明け方にかけて気温が下がり、湿度が上がると夜露が発生します。
外に干していた洗濯物の表面に水滴がつき、乾燥が一気に遠のいてしまいます。
湿気が多い日や季節では特に顕著で、梅雨時期は朝になっても半乾きということがよくあります。
雨に気づきづらい
夜は天候の変化に気付きにくく、突然の雨で洗濯物を濡らしてしまうことがあります。
夜に干して寝てしまうと、雨音に気付かず朝になってから気付くことも珍しくありません。
私自身も以前、夜に干したシャツが深夜の雨で濡れてしまい、翌朝洗い直したことがあります。
翌日の支度もあり、とても慌ただしい朝になった経験でした。
虫や衛生の問題は?
夜の外干しは、虫が寄りやすい時間帯でもあります。
洗濯物に虫がついたり、衛生面で気になることがあるため、ここも夜干しが嫌われる理由のひとつです。
夜はゴキブリや蛾が寄りやすい
夜に明かりをつけている家の周りは、蛾やゴキブリなどが寄ってきやすくなります。
とくにベランダ付近に外灯がある家では、洗濯物に虫がつくこともあります。
生乾きの状態の布は湿っているため、小さな虫が止まることも珍しくありません。
ベランダでの虫付着
昼間は見えづらい虫も、夜は意外と多く飛んでいます。
朝に取り込んだときに、袖の中に虫が入っていたという話も聞きます。
私の家では、タオルに蛾が付着していたことがあり、一度洗い直したことがあります。
小さなことですが、朝の時間がないときは負担になります。
鳥の糞や花粉の付着(季節)
夜であっても、ベランダ環境によっては鳥の糞や花粉が付着することがあります。
花粉の季節は、夜間でも飛散が続く日があり、そのまま洗濯物についてしまうこともあります。
これらも衛生面の懸念として挙げられる点です。
外干し特有の生活リスク
虫や湿度の問題以外にも、夜干しには生活環境ならではのリスクがあります。
防犯面(下着盗難)
夜干しを避ける理由としてよく挙げられるのが防犯面です。
・下着が盗まれる
・洗濯物の量で不在が推測される
・女性の一人暮らしだと特に不安
といった理由から、そもそも夜干しをしない家庭もあります。
雨音に気づきにくい
夜干しをしていると、雨音に気付かず濡らしてしまうことがあります。
また、強風で落ちてしまった洗濯物が隣の家の敷地に入ってしまうケースもあります。
我が家でも一度、眠っている間に風が強まり、シャツが柵を越えて落ちてしまったことがありました。
翌朝取りに行き、申し訳ない気持ちでいっぱいになった記憶があります。
近隣とのトラブル(夜間)
夜干しに関しては、場所によっては近隣との認識の差があります。
・花粉の時期に取り込むタイミング
・水滴が垂れる問題
・風で落ちる音
・防犯灯で虫が増える問題
こうした点を理由に、集合住宅や団地では夜干しを禁止しているところもあります。
まとめ
夜干しがダメと言われる理由は、単に「乾かないから」ではなく、いくつかの要素が重なっているためです。
まとめると、
・湿度が高い
・風が弱い
・夜露で濡れる
・虫が寄る
・防犯上の不安
・天候変化に気づきにくい
といった外干し特有の不利があるため、昔から避けられがちでした。
ただし、夜干し=絶対にダメというわけではありません。
「条件次第では成立するケース」については次の記事で整理しています。
詳しくはこちら
→ 夜干し記事②へリンク
一方で、共働き家庭のように「夜に洗って室内で干す」場合は、外干しとは別の話になります。
乾きにくさの原因や対策は異なるので、以下でまとめています。
詳しくはこちら
→ 夜干し記事③へリンク
さらに、乾燥の基本である湿度・風・温度の関係や、臭いの原因になる「5時間の壁」についてはこちらので解説しています。
エアコンや扇風機じゃ乾かない?部屋干しがうまくいかない本当の理由と衣類乾燥除湿機が効く仕組み
【5時間の壁】なぜ部屋干しは臭う?「スピード乾燥」が最強の消臭術である科学的根拠
以上、夜干しが不利と言われる背景についての整理でした。

