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お金 夫婦の生活費問題

共働きなのに妻が生活費を出さないのはアリ?夫婦のリアルな悩みと解決策

共働き家庭において「妻が生活費を出さない」というケースは珍しくありません。しかし、これが夫婦間の問題になることも…。

私自身、以前は「生活費は折半すべき」という考えでした。

でも、結婚して実際に生活してみると、家事負担や収入の差によって、その考えが必ずしも正解ではないことに気づきました。

今回は、そんな共働き夫婦の生活費問題について、リアルな視点で解説していきます。

夫婦のリアルな実態:「生活費を出さない妻」は本当に多いのか?

「共働きなのに妻が生活費を負担しない」と感じている夫は少なくありません。実際、私の友人の間でもこの話題がよく出ます。

特に結婚当初は問題にならなかったものの、長く共働きを続ける中で不満が蓄積し、夫婦の間に亀裂が生じるケースも増えています。

生活費を出さない妻の割合は?

ある調査によると、共働き夫婦の約3割が「生活費を折半していない」と答えています。その中でも「妻がほぼ生活費を出していない」というケースは約15%にも上るそうです。

また、別の調査では、「生活費の負担割合に不満を感じている夫」が約40%に達することも分かっています。

つまり、生活費の分担に関する不満は、夫婦の間で非常に根深い問題になっているのです。

私の友人Bさん(35歳・会社員)は、「妻が生活費を出さないのは納得できない。共働きなのに、俺ばかりが負担している気がする」と不満を漏らしていました。

一方で、友人Cさん(38歳・公務員)は、「妻が家事や育児を多く担っているので、生活費を全額自分が負担するのは仕方ない」と考えています。

このように、妻が生活費を出さない背景には、それぞれの夫婦の価値観や家庭環境が関係していることが分かります。

妻が生活費を出さないことが引き起こす問題

生活費の負担割合が偏ることで、夫婦関係にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

考えられる問題

  1. 夫の精神的・経済的な負担が増加
    生活費の全額、または大部分を負担する夫は、経済的なプレッシャーを強く感じるようになります。「自分ばかりが家計を支えている」という気持ちが募ると、やがて夫婦関係に不満が生じることに。
  2. 家計の透明性が低下する
    生活費を出さない妻が自分の収入をどのように管理しているのかが不明瞭な場合、「何に使っているの?」という疑念が生じることがあります。この不透明さが夫婦間の信頼関係に悪影響を及ぼすことも。
  3. 将来の貯蓄計画にズレが生じる
    夫婦で生活費の分担を決めずにいると、どちらか一方が「節約して貯蓄を増やしたい」と思っていても、もう一方が自由に使ってしまう可能性があります。貯蓄や将来のライフプランに対する考え方の違いが大きなトラブルに発展することも少なくありません。

こうした考え方の違いが、夫婦のトラブルを引き起こしているのです。

妻が生活費を負担しない5つの理由

なぜ共働きなのに妻が生活費を出さないのか?よくある理由をまとめました。

理由① 家事・育児の負担が大きい

共働きでも、家事や育児の負担が妻に偏っている家庭は多いです。特に小さな子どもがいる場合、仕事が終わった後も育児に追われ、休む暇がないという妻の声は多く聞かれます。

実際、「家事・育児をしている分、生活費は夫が負担して当然」という考えの妻もいます。

また、「共働き」といっても、実際の勤務時間が大きく違うケースも少なくありません。

例えば、夫がフルタイムで朝8時から夜7時まで働き、妻が時短勤務で午後3時には帰宅する場合、家事負担の割合は当然妻のほうが増えます。

そのため、生活費の分担を同じにすることに抵抗を感じる妻もいます。

理由② 収入格差が大きすぎる

夫の収入が妻の2倍以上ある場合、自然と夫が生活費の大部分を負担するケースが多いです。

特に、妻の収入がパートや契約社員などで安定していない場合、毎月決まった金額を生活費として負担することが難しいと感じる人もいます。

また、妻が自分の収入を自分のために使う傾向がある家庭も見受けられます。「夫の収入だけで家計が成り立つなら、私の収入は趣味や貯金に回したい」と考える妻も少なくありません。

生活費は大部分を夫に負担してもらうけど、自分の趣味や交際費は自分の収入から出しているという妻もいるのですね。

理由③ お金の管理は夫が担当するルールになっている

結婚当初に「夫が生活費を出す」と決めた家庭では、そのルールが続いていることもあります。

特に、昔ながらの考え方が根強い家庭では「家計は夫が担うもの」と考えられていることも。

また、夫が家計管理をしている場合、「いちいち生活費を渡してもらうのが面倒」という理由で、妻が家計に関与しないケースもあります。

この場合、夫が「妻も少しは生活費を負担してほしい」と思っても、ルール変更が難しくなることが多いです。

理由④ 妻が貯金や投資に回しているケースも

「自分の収入は将来のために貯める」と考えている妻も一定数います。

特に、結婚前から貯金が趣味だった妻の場合、結婚後も「貯金することが安心材料になる」と考え、生活費として使うことに抵抗を感じることがあります。

最近では、投資に積極的な妻も増えており、「生活費を負担するよりも、投資でお金を増やしたい」と考える人もいます。

ただし、夫がそれを知らない場合、「なぜ生活費を出さないのに自分の収入を投資に回しているのか?」と不満を持つこともあります。

理由⑤ 「夫が払うのが当然」という価値観のズレ

育った環境によって、「夫が生活費を出すのが普通」と考えている女性も少なくありません。

特に、親世代が「夫が大黒柱、妻は家を守る」という家庭で育った場合、その価値観をそのまま引き継いでいる可能性が高いです。

また、SNSや周囲の友人の影響を受けて「夫が払うのが当たり前」という考えに固執してしまうケースもあります。

結婚生活のスタート時点でこの認識をすり合わせないと、後々トラブルの原因になることが多いのです!

さらに、「夫の収入が多いから大丈夫だろう」と思っている場合、妻が家計管理を積極的に考えないこともあります。

結果的に、夫が負担に耐えきれず不満を持つことにつながるのです。

夫の本音:「負担が偏りすぎるのは不満!」

実際に、妻が生活費を出さないことに対して不満を持つ夫も多いです。

特に、夫がフルタイム勤務で収入の大部分を家計に充てているのに対し、妻が自分の収入を自由に使う場合、不満が大きくなる傾向があります。

考えられる夫の不満

  • 「俺ばかりが生活費を負担しているのは納得できない。自分の趣味や貯金にお金を回せないのに、妻は好きなように使っているのが不公平に感じる」
  • 「家事とのバランスを考えてほしい。家事をやってくれているのはありがたいけど、生活費も少しは分担してほしい」
  • 「お金の話をすると喧嘩になるのが嫌。でも、このまま黙っているといつか爆発しそう」

さらに、夫が「妻も生活費を負担してほしい」と言い出せない理由には、社会的なプレッシャーも関係しています。

「男が家庭を支えるのが当たり前」「経済的に頼られるのは夫の役目」といった考えが根強く、生活費の負担について話し合うこと自体がタブー視されがちです。

その結果、夫側が不満を抱えながらも、なかなか口に出せずストレスがたまってしまうのです。

夫婦間でこうした問題を放置すると、やがて大きなトラブルにつながることも…

例えば、夫が耐えきれずに家計をすべて管理するようになり、妻の自由な支出に制限をかけると、「信頼関係が壊れた」と感じる妻が不満を持つケースもあります。

最悪の場合、家計のトラブルが夫婦関係の破綻につながることもあるため、早めに話し合うことが重要です。

生活費の最適な負担割合とは?

夫婦の収入や状況に応じて、適切な負担割合を決めることが重要です。

【パターン①】夫婦の収入が同じ場合(5:5が基本)

  • 夫:25万円(50%負担)
  • 妻:25万円(50%負担)

【パターン②】夫の収入が1.5倍以上の場合(6:4 or 7:3)

  • 夫:30万円(60%負担)
  • 妻:20万円(40%負担)

我が家は夫と私の収入に1.5倍以上の差があり、話し合って7:3の割合に落ち着きました。

【パターン③】夫がメインの稼ぎ手の場合(8:2 or 9:1)

  • 夫:40万円(80%負担)
  • 妻:10万円(20%負担)

【パターン④】妻がパート or 専業主婦の場合(10:0もあり)

  • 夫:50万円(100%負担)
  • 妻:収入なし(0%負担)

詳しくはこちらの記事もご覧ください。

https://repairl-life.com/2025/02/19/huuhu-seikatuhi-seppan

共働き夫婦が納得できる生活費の決め方

では、どうすれば夫婦がお互いに納得できる負担割合を決められるのでしょうか? 夫婦のライフスタイルや価値観に合わせた方法を考えてみましょう。

方法① 「家計の固定費」と「変動費」を分けて考える

生活費のすべてを折半するのではなく、家賃や光熱費などの固定費は夫が担当し、食費や日用品などの変動費は妻が担当するなど、収入や家庭の状況に応じた分担を考えるのも一つの方法です。

また、「どちらがどの費用を負担するか」を明確に決めることで、お互いに無理のない範囲で家計を運営できます。

例えば、夫が固定費を負担する分、妻が毎月の貯蓄やお子さんの教育費を担当するなど、バランスの取れた分担方法を検討しましょう。

方法② 「お小遣い制」「共通口座」どちらがベスト?

夫婦で共通の銀行口座を作り、そこにお互いの収入の一定割合を入れる方法は、多くの家庭で実践されています。

この方法を取ることで、生活費を公平に分担しつつ、お互いの個人的な支出も確保できるメリットがあります。

また、お小遣い制を導入することで、「自由に使えるお金がない!」という不満を防ぐことができます。

お互いの収入の一定割合を自分の自由なお金として確保することで、ストレスなく生活費を分担することができます。

方法③ 家事・育児と生活費のバランスを考える

生活費の分担を決める際には、家事や育児の負担についても考慮することが大切です。

夫が主に仕事をし、妻が家事・育児を多く担当している場合、単純に生活費を折半するのは不公平に感じることがあります。

そのため、家計だけでなく「誰がどの家事を担当するか」についても話し合うことが重要です。

例えば、夫が生活費を多めに負担する代わりに、妻が料理・洗濯・子供の送り迎えを担当する、あるいは家事代行サービスを利用して負担を分散するなど、工夫を凝らすことが解決策になります。

方法④ 定期的な家計ミーティングを開く

一度決めた生活費の負担割合も、収入や生活環境が変わることで適切でなくなることがあります。

そのため、年に1回または半年に1回のペースで「家計ミーティング」を開き、お互いの収入や支出の状況を見直すことをおすすめします。

例えば、夫の収入が増えた場合は、妻の負担を軽減するための見直しが必要かもしれません。

逆に、妻の収入が増えた場合は、新たな貯蓄計画を立てることもできます。定期的に家計を見直し、お互いが納得できる方法で管理することが大切です。

方法⑤ 夫婦間の価値観を尊重する

最後に、最も大切なのは「お互いの価値観を尊重する」ことです。

「夫が大黒柱だから全額負担すべき」「共働きなのだから折半すべき」といった固定観念に縛られるのではなく、夫婦のライフスタイルに合った柔軟な方法を選びましょう。

例えば、妻が「趣味に使うお金を確保したい」と考えるのであれば、それを許容しつつ、生活費の分担を見直す余地があります。

また、夫が「自分ばかり負担している」と感じているなら、妻も少しずつ支出の一部を負担することで解決できることもあります。

お金の話はデリケートな問題ですが、しっかりと話し合いを重ね、お互いが納得できる家計管理方法を見つけることが、長く続く夫婦関係を築くための秘訣です。

まとめ|夫婦の話し合いで後悔しない家計管理を!

「妻が生活費を出さない=悪」ではなく、それぞれの事情や価値観の違いを考慮することが大切です。

夫婦でお金の話を避けずに、しっかりとルールを決めることで、円満な家庭を築くことができます。

私自身も、最初は生活費の負担について不満がありましたが、夫と何度も話し合い、お互いが納得できる形に落ち着きました。

「夫婦で相談すること」が何よりも大事ですね!

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