夫婦で生活を共にする以上、家計の負担は公平に分けたいもの。しかし、中には「旦那が生活費を全く入れない」「お金の管理を全て妻に押し付ける」といった悩みを抱えている人も少なくありません。
この記事では、実際の体験談を交えながら、生活費を入れない旦那への対処法を詳しく解説します。
目次
1. 生活費を入れない旦那…なぜ起こる?
収入はあるのに生活費を渡さない理由とは?
旦那が生活費を入れない理由は様々ですが、主に以下のようなケースが考えられます。

どれも本当に困ることばかり…意識を変えてもらわなきゃ!
- 「自分の収入は自分のもの」という価値観が強い
幼少期から「お金は自分のために使うもの」という考え方をして育った場合、結婚してもその意識が抜けず、「家族のお金」という感覚が希薄になってしまうことがあります。
夫婦である以上、生活費を共同で負担するのが一般的ですが、本人が「自分が稼いだお金を他人に使われるのは嫌だ」と感じてしまうと、生活費を渡すことに消極的になるのです。 - 「お金の管理は妻がやるもの」と考えている
家庭内の役割分担として「お金のことはすべて妻が管理するべき」と思い込んでいる旦那も少なくありません。
特に、夫の両親がそういう関係だった場合、それが「普通」と思ってしまい、結婚後も同じスタイルを続けようとするケースが多いです。
夫自身はお金の流れを把握しておらず、「何となく家計は回っている」と楽観視していることも問題です。 - ギャンブルや趣味にお金を使いすぎている
パチンコ・競馬・FXなどのギャンブルや、ゲーム・車・バイク・ブランド品といった高額な趣味にハマっている場合、生活費を入れるよりも自分の娯楽を優先させることがあります。
「今月はちょっと厳しい」と言いながら、趣味にお金を注ぎ込んでいるケースも多く、妻が苦労するパターンの一つです。 - 「生活費は足りているはず」と思い込んでいる
旦那自身が「そんなに生活費はかからないだろう」と思い込んでいることも問題の一因です。
特に、独身時代の感覚が抜けていないと、「家賃・光熱費・食費を考えれば10万円もあれば十分だろう」と適当な計算をしてしまいます。
現実には、子どもの教育費や医療費、日用品費などさまざまな出費があるため、実際にかかる金額を理解していないことが多いのです。
夫婦間の金銭感覚のズレがもたらす影響
お金の価値観の違いは、夫婦関係にも大きな影響を与えます。

このままでは夫のことが嫌いになりそう…。
- 妻の負担が一方的に増える
旦那が生活費を負担しないことで、妻がすべての家計を賄わなければならなくなります。パートやフルタイムで働いている場合、自分の収入だけでやりくりするのは非常に厳しく、ストレスの原因になります。加えて、日々の節約に追われる生活は精神的な負担も大きく、夫婦の関係にも影響を与えます。 - 夫婦関係が悪化する
お金に関する不満は、夫婦喧嘩の大きな原因になります。特に、妻が「どうして私ばかり負担しなければならないの?」と感じると、不満が募り、最悪の場合、離婚を考えるきっかけになることもあります。お金の問題が続くと、会話が減り、お互いを責めるような関係になりやすく、信頼関係が崩れる原因にもなります。 - 将来の貯蓄ができない
旦那が生活費を入れない状態が続くと、家計に余裕がなくなり、貯金ができなくなります。特に、子どもの教育資金や老後の資金を考えると、早めに問題を解決しなければなりません。万が一、病気や事故など予期せぬ出費が発生した際に対応できる貯蓄がないと、さらに困難な状況に陥る可能性があります。
生活費を入れない旦那の問題は、単なる「金銭管理の問題」ではなく、夫婦の価値観や将来設計に関わる重要な問題です。早めに話し合い、改善策を見つけることが大切です。
2. 【実例】生活費を入れない旦那に悩んだ妻の体験談
結婚当初は折半だったのに…旦那が生活費を入れなくなった理由
「結婚当初はお互いに家賃・光熱費・その他の生活費もすべて折半していたのに、いつの間にか家賃以外は私が全て負担することに…。旦那は『家賃は俺が払っているんだから、それ以外の生活費は家にいる時間の長いお前がやりくりし負担して当然』と言い出しました。結局、私のパート代はすべて生活費に消え、貯金もできなくなってしまいました。」(36歳・パート主婦)
旦那の「お小遣い優先」で家計が圧迫された話
「夫は月に30万円の収入があるのに、毎月の支払いが終わると『もうお金がない』と言って、生活費を渡しません。でも、お酒や趣味にはしっかりお金を使っている…。私がどんなに節約しても足りず、精神的に追い詰められてしまいました。」(40歳・会社員)

妻が苦しい思いをしているのに自分ばかりお金を使ってひどい!
3. 生活費を入れない旦那への対策と解決策
生活費を入れない旦那との話し合いの進め方
生活費の負担について話し合う際、最も重要なのは冷静な態度を保つことです。
感情的に「なんで生活費を出さないの?」と責めてしまうと、旦那が防衛的になり、話し合いが進まなくなる可能性があります。
話し合いをうまく進める3つのポイント
- 感情的にならず、冷静に話す
- 家計簿を見せて、実際にいくら必要か説明する
- 「何にいくらかかるか」を具体的に示し、負担額を決める
- 感情的にならず、冷静に話す
「お金の話はしにくい」と感じるかもしれませんが、家計は夫婦で一緒に管理すべきものです。相手を責めるのではなく、「家計が厳しくて困っている」という事実を伝えましょう。 - 家計簿を見せて、実際にいくら必要か説明する
生活費の問題は、具体的な数字を提示することで現実的な話し合いがしやすくなります。「食費だけで〇万円、光熱費が〇万円かかっている」と具体的な支出を見せると、旦那も「そんなにかかっているのか」と気づくことが多いです。 - 「何にいくらかかるか」を具体的に示し、負担額を決める
「月〇万円は必ず出してほしい」「家賃は夫が、光熱費と食費は妻が負担する」など、夫婦で話し合い、具体的な金額や分担方法を決めるとスムーズです。
生活費を出さない夫に「見える化」で納得させる方法
旦那が家計について無関心な場合、目に見える形で収支を明確にすると効果的です。

何にいくらかかっているか、目で見て確認してもらいましょう!
- 食費や光熱費を実際に記録し、金額を明確にする
旦那が「そんなにお金がかかっているとは思わなかった」と気づくことが多いため、実際の支出をリストアップし、何にどれだけ使っているのか説明しましょう。 - 家計管理アプリを使い、収支を一緒に確認する
家計簿をつけるのが面倒な場合は、スマホアプリを活用すると便利です。アプリなら数字がグラフ化されて見やすく、「〇月は支出が多かった」「食費が予算オーバーしている」といった傾向を一緒に分析できます。 - 家計が赤字になるリスクを伝える(将来の貯蓄ができないなど)
生活費を十分に負担しないことで、貯蓄ができず、いざというときに困る可能性があることを説明しましょう。「今のままだと子どもの教育費が足りなくなる」「老後資金が貯まらない」と具体的に伝えると、旦那の意識も変わりやすくなります。
このように、話し合いをする際は、事実を示しながら具体的な解決策を提案することがポイントです。
4. 旦那が生活費を入れない場合の緊急対応策
貯金ができない状態では、生活費が不足したときにとても困りますよね。ここでは緊急事態の解決策をご紹介します。
生活費が不足したときの即対応策(支援制度・親族のサポート)

生活費が急に足りなくなった場合、まずは短期的な解決策を考え、今すぐできる対応を取ることが重要です。
- 自治体の支援制度を利用する(児童手当・生活保護・生活困窮者自立支援制度など)
自治体には、生活費が不足した場合に支援を受けられる制度がいくつかあります。特に、子どもがいる家庭向けの支援が充実しているため、役所の窓口で相談してみると良いでしょう。生活福祉資金貸付制度を利用すれば、一時的な貸し付けを受けることも可能です。 - 親族に一時的に頼る(無理のない範囲で相談)
生活費が急に不足した場合、信頼できる親族に事情を説明し、一時的な援助をお願いすることも考えられます。ただし、頼る際には「返済計画」をしっかり伝え、トラブルを避けることが大切です。 - 節約を徹底し、優先順位を決めて支出を管理する
生活費が不足しているときは、支出を見直すことも重要です。まずは、固定費を削減し、不要なサブスクを解約するなど、すぐに実行できる節約を試みましょう。また、支出の優先順位を決め、今すぐに必要なものと後回しにできるものを明確にすることで、生活費のやりくりがしやすくなります。
夫に頼れないときの収入確保法(副業・パート・節約術)
旦那が生活費を入れない場合、自分で収入を増やす方法を考えるのも一つの解決策です。
- 短時間のパート・在宅ワークを活用する
近所のスーパーや飲食店、コンビニなどで短時間のパートをすることで、すぐに現金収入を得ることができます。また、クラウドソーシングを活用し、ライティングやデータ入力などの在宅ワークに挑戦するのも有効です。すきま時間を活用しながら収入を増やせるため、子育て中の方にもおすすめです。 - 不要品を売って現金化する(メルカリ・ラクマなど)
家の中にある不要なものをフリマアプリで売ることで、一時的に現金を確保することができます。特に、ブランド品や家電、使っていない子ども用品などは高値で売れることがあるため、積極的に活用しましょう。 - 固定費を見直し、出費を減らす(スマホ料金の見直し・電気・ガスのプラン変更など)
格安SIMに乗り換えることで、スマホ代を月数千円単位で削減できる可能性があります。また、電気・ガスのプランを見直すことで、光熱費の節約も可能です。こうした固定費の削減は、一度見直せば長期的に家計の負担を軽減できるため、積極的に行いましょう。 - ポイントサイトやアンケートモニターで副収入を得る
簡単な副業として、ポイントサイトやアンケートモニターを活用するのも選択肢の一つです。大きな収入にはなりませんが、ちょっとしたお小遣い稼ぎにはなるため、生活費の足しにすることができます。 - 副業で長期的に収入を増やす
長期的な視点で収入を増やしたい場合、ブログやYouTube、ハンドメイド販売などの副業を始めるのも一つの方法です。すぐに大きな収益にはなりませんが、継続することで安定した収入源になる可能性があります。
このように、生活費が足りない状況でも、短期的な解決策と長期的な収入確保の方法を組み合わせることで、少しずつ安定した生活を取り戻すことができます。まずはできることから始めて、無理なく生活を立て直していきましょう。
5. 【成功事例】生活費を入れさせることに成功した家庭の実例
夫に家計の現実を見せて意識を変えたケース
「家計簿をつけて、夫に見せるようにしたら、少しずつ協力するようになりました。最初は『そんなに細かく管理しなくても大丈夫だろう』と言っていた夫ですが、具体的な数字を見せたことで、『こんなにかかるのか』と驚いた様子でした。特に、光熱費や食費の変動が大きいことを説明すると、節約にも積極的になりました。家計管理に対する意識が変わり、今では毎月の生活費を確実に入れてくれるようになりました。」(38歳・専業主婦)
「妻の負担が大きすぎる」と気づかせた方法
「夫に1週間、生活費をやりくりしてもらったら、どれだけ大変か実感したようで、それ以来きちんと生活費を出すようになりました。最初は『こんなにお金がかかるはずがない』と言っていたのですが、いざ自分が管理してみると、食費や日用品、子どもの習い事などで思った以上に出費があることを理解したようです。『これじゃ足りないわけだ…』と素直に認め、今では自分から生活費の話をするようになりました。」(35歳・会社員)
「共同財布」を作って成功した家庭の実例
「夫と話し合い、お互いの収入に応じた割合で共同財布を作ることにしました。最初は抵抗されましたが、『この金額でやりくりしてみて』と提案し、実際に試してもらいました。結果的に、自分のお金を管理しながら生活費も出すスタイルがうまくいき、今では夫も納得して家計に協力するようになりました。」(40歳・パート主婦)
夫婦で目標を決めて貯金を始めたケース
「単に生活費を出してもらうだけでなく、『一緒に貯金しよう』と提案してみました。夫も将来のことを考え、家計の見直しに協力してくれるようになりました。『毎月〇万円貯金する』という目標を立てたことで、無駄遣いを減らし、家計を共有する意識が芽生えました。」(37歳・フルタイム勤務)
6. まとめ|生活費を入れない旦那への向き合い方
- まずは冷静に話し合い、家計の現状を伝える
- 生活費の「見える化」をして、旦那に納得してもらう
- それでも改善しない場合は、自分の生活を守る方法を考える
旦那が生活費を入れない問題は、一度放置すると悪化することが多いです。早めに話し合い、家計を安定させるための対策を取りましょう。