結婚して共働きをしていると、「生活費はどう分担するのが正解?」という疑問にぶつかることがあります。
特に「生活費は折半すべき!」と主張する夫と、「収入が違うのに同じ額を出すのはおかしい」と思う妻との間で意見が対立するケースは多いです。

実際、私自身も夫と生活費の分担で何度も揉めた経験があります。
最初は「お互いに同じ額を出せば平等だよね」と思っていたのですが、実際にやってみると私の負担がかなり重くなってしまいました…。
その経験から、夫婦の生活費の負担方法についてしっかり考えるようになりました。
そこで、今回は夫婦の収入差に応じた生活費の負担割合をランキング形式でご紹介します。「折半が本当に平等なのか?」という疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
夫婦で生活費の折半はおかしい?リアルな実態を調査
「共働き=生活費も半分ずつ」という考え方は一見公平に思えます。しかし、実際に折半している夫婦の実態を調査すると、「折半はむしろ不公平だ」と感じる人が多いことがわかりました。
生活費を折半している夫婦の割合は?
私の周りでも、「収入が違うのに折半はキツい」と感じている人は多いです。
私の友人のAさん(パート勤務)も、「夫と完全折半にしたら、私の収入の半分以上が生活費に消えてしまって全然貯金できない…」と嘆いていました。
Bさん(フルタイム勤務)も、「収入は夫より少し少ないだけなのに、折半にすると自由に使えるお金が全然残らない」と不満を漏らしていました。
実際にアンケートなどを見ても、完全に生活費を折半している夫婦は少数派で、多くの家庭が収入に応じた分担をしていることがわかります。
ある調査では、収入に応じた負担をしている家庭が7割以上を占めており、折半を続けている家庭は少数派でした。
さらに、生活費の負担割合を巡る不満は、夫婦の関係にも影響を与えることがあります。
私の友人Cさん(30代・共働き)は「折半が厳しくて、毎月お金のことで言い争いになってしまう。夫は『折半が当然』というけれど、私は納得できない」と話していました。

一方で、夫側も「自分ばかり負担が多いのは納得できない」と感じることがあるため、一概にどちらが正しいとは言えません。
また、生活費の折半を続けると、特に収入が少ない方が精神的なストレスを感じるケースも多いようです。
「収入が少ないのに同じ額を出すのが辛くて、仕事を増やそうと考えたこともある」と話す人もおり、折半がかえって家庭内の負担を増やしてしまうケースもあります。
このような背景から、多くの家庭が「折半は不公平」という考えにシフトしつつあり、収入に応じた負担割合を選択する夫婦が増えているのです。
「折半」がうまくいかない3つの理由
私が考える「折半がうまくいかない理由は、大きく分けて3つあります。
また、これらの問題は単なる「お金の問題」だけではなく、夫婦関係の根幹にも影響を与えることが多いです。
「私ばかりが負担している」という不満が積もると、会話が減ったり、価値観の違いが浮き彫りになったりすることも。
このため、折半ではなく収入に応じた負担割合を決める家庭が増えているのです。
夫婦の収入別・生活費負担のリアルな割合ランキング
それでは、実際に夫婦の収入に応じた負担割合を見ていきましょう。
1位:6:4(世帯年収600万円以上の家庭に多い)
- 夫:月30万円(60%負担)
- 妻:月20万円(40%負担)
このパターンは、夫婦ともに正社員で収入が比較的安定している家庭に多いです。収入に応じて少し差をつけることで、お互いの負担感を減らせます。
2位:7:3(片方の収入が1.5倍以上あるケース)
- 夫:月35万円(70%負担)
- 妻:月15万円(30%負担)
例えば、夫がフルタイム勤務で妻がパートの場合、この割合が一般的です。私の家庭もこのパターンに近く、夫が7割負担、私が3割負担にしています。
3位:5:5(共働きで収入がほぼ同じ場合)
- 夫:月25万円(50%負担)
- 妻:月25万円(50%負担)
収入がほぼ同じ場合は、折半が現実的。ただし、どちらかの収入が減ったときに柔軟に調整することが重要です。
4位:8:2(パート主婦+正社員夫のケース)
- 夫:月40万円(80%負担)
- 妻:月10万円(20%負担)
このパターンは、妻が育児などでフルタイム勤務が難しい場合に多いです。
5位:10:0(専業主婦 or 収入差が大きい夫婦)
- 夫:月50万円(100%負担)
- 妻:収入なし(0%負担)
専業主婦の家庭では、夫が全額負担することが一般的。ただし、「生活費は渡すけど、お小遣いは自分で稼いで」という夫もいるようです。
「折半が難しい」ならどうする?最適な負担割合の決め方
「折半は不公平だけど、じゃあどうやって決めればいいの?」という方のために、最適な方法を紹介します。
①「家計の固定費」と「変動費」を分けて考える
家賃や光熱費などの固定費は収入に応じて分担し、食費や日用品などの変動費は別で管理する方法が効果的です。
例えば、夫の収入が30万円、妻の収入が15万円の場合、家賃や光熱費などの固定費は夫が7割、妻が3割負担する形にすれば、収入に見合った負担が可能です。
一方で、食費や日用品などの変動費は夫婦それぞれが自由に管理し、お互いが納得できる方法を模索するのがポイントです。
② 夫婦の価値観をすり合わせる3つの方法
お金の管理方法について、夫婦で価値観がズレていると、どんな分担方法を決めてもストレスになります。以下の方法で価値観をすり合わせましょう。
- お互いの支出額を把握する
- どの項目にどれくらい使っているか、家計簿アプリなどを活用して見える化すると話し合いやすくなります。
- 「どこまで節約するか?」を話し合う
- 例えば、「食費はある程度節約するけど、旅行にはお金をかけたい」など、優先順位を共有することでトラブルを避けられます。
- 月1回は家計ミーティングをする
- 収入の変動や支出の見直しが必要な場合に備え、月に1回程度は夫婦で家計について話し合う場を設けましょう。
③ 収入差がある場合のおすすめ家計管理法
夫婦の収入差に応じて、適切な家計管理の方法を選ぶのがポイントです。
- 夫が高収入の場合 → 「割合制」を導入
- 収入の比率に応じて、固定費を負担する割合を決める(例:夫70%、妻30%)。
- 貯金も割合に応じて設定し、不公平感を軽減。
- 妻がパートの場合 → 「夫メイン+妻は食費や日用品を負担」
- 夫が家賃や光熱費を負担し、妻は毎月の食費や日用品などを担当する。
- 家計が分担しやすく、お互いの負担感が減る。
- 収入がほぼ同じ場合 → 「共通口座を作り、一定額を入れる」
- 毎月決まった額を共通口座に入れ、そこから生活費を支払う。
- 余ったお金は各自の自由に使えるため、無駄なストレスが減る。
④ ボーナスや臨時収入の扱いを決める
ボーナスや臨時収入が入った際の使い方も、事前にルールを決めておくことが重要です。
例えば、
- 夫婦で折半して貯金に回す。
- 旅行や特別なイベントのために使う。
- 住宅ローンや教育費に充てる。
このように用途を決めておくことで、「どちらかが勝手に使ってしまった!」というトラブルを避けられます。
⑤ 生活費の見直しを定期的に行う
夫婦の収入や支出は、ライフステージによって変化します。例えば、
- 子供が生まれたとき
- どちらかが転職・昇給したとき
- 住宅ローンを組んだとき
こうしたタイミングで家計の見直しを行い、負担割合や管理方法を調整するのがベストです。

「お金の話をするのは気まずい」と思わずに、オープンに話し合う習慣をつけることが、円満な家庭を築くカギになります!
まとめ|夫婦の生活費は「折半」よりも公平に分担を!
「折半=公平」と思いがちですが、実際には収入に応じた負担割合の方が現実的です。夫婦でしっかり話し合い、お互いが納得できる家計管理を目指しましょう。

私も最初は「折半が当然」と思っていましたが、実際にやってみるとかなり厳しく…今は夫と話し合い、7:3の割合で落ち着きました。
お互いが納得できる負担割合を見つけることが、夫婦円満の秘訣です!