旦那が突然失踪し、生活費が入ってこなくなったとき、何をすればいいのか分からず、途方に暮れる人も多いでしょう。
焦りや不安でいっぱいになるかもしれませんが、まずは落ち着いて、今できることを一つずつ進めていくことが大切です。
この記事では、旦那が失踪してしまった場合に、生活費を確保する方法や、公的な支援を受けるための具体的なステップを紹介します。
目次
1. 旦那が失踪…生活費がない!まず何をすべき?
旦那が突然いなくなった場合、気が動転してしまうのは当然ですが、まずは落ち着いて、冷静に状況を整理することが重要です。

焦って無計画に行動せず、やるべきことをひとつずつ確認して進めましょう!
最初にすべき4つのこと
最初にすべきことは次の4つです。
最初にすべき4つのこと
- 銀行口座の残高を確認する
- 生活費のストックをチェックする
- 支払いのスケジュールを整理する
- 旦那の職場や友人に連絡するか判断する
- 銀行口座の残高を確認する
旦那の収入が振り込まれる口座に残高があるかを確認しましょう。共同口座がある場合は、そこから生活費を引き出せるかをチェックします。ただし、口座が凍結される可能性があるため、慎重に行動することが大切です。 - 生活費のストックをチェックする
財布の中や家にある現金を確認し、何日分の生活費が確保できるのかを把握します。すぐに使えるお金がどれくらいあるかを知ることで、今後の計画を立てやすくなります。また、食材や日用品のストックも確認し、しばらく買い物せずに済むものは活用しましょう。 - 支払いのスケジュールを整理する
家賃や光熱費、スマホ代などの支払い期限をリストアップし、どの支出が最も優先されるべきかを整理します。延滞すると影響が大きい支払い(家賃や公共料金)を最優先し、支払期限が近いものから対策を考えましょう。 - 旦那の職場や友人に連絡するか判断する
旦那が意図的に姿を消したのか、それとも何かの事情があるのかを確認するため、職場や親しい友人に連絡を取ることも選択肢の一つです。ただし、失踪の理由によっては慎重に動く必要があります。状況を整理した上で、必要なら警察に相談することも視野に入れましょう。

この段階で、焦らずに情報を整理し、今後の生活費の確保に向けて冷静に対応していくことが大切です。
2. 旦那が失踪して生活費がない!すぐに現金を確保する方法
当面の生活費を確保するために、すぐにできる方法を試してみましょう。生活費が不足していると、焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いて状況を整理し、使えるお金や頼れる制度を確認することが重要です。
すぐに現金を確保する方法
- 預金口座やクレジットカードなど使えるお金をチェックする
- 売れるものを探して現金化する
- 親族や自治体に相談する
- アルバイトを検討する
使えるお金をチェック
- 預金口座を確認する
旦那の収入が振り込まれる口座の残高をチェックし、必要であれば共同名義の口座から資金を確保できるか確認します。ただし、口座凍結の可能性がある場合は慎重に判断する必要があります。 - クレジットカードの活用を検討する
クレジットカードを使うことで、一時的に支払いを猶予できます。ただし、無計画に使用すると翌月以降の負担が増えてしまうため、最低限の支出にとどめるよう注意しましょう。特に、食料品や公共料金の支払いなど、必要不可欠なものに限定することがポイントです。 - 売れるものを探して現金化する
家にある不要品をフリマアプリ(メルカリ・ラクマなど)やリサイクルショップで売るのも一つの方法です。家電やブランド品、未使用の日用品など、意外なものが売れることもあります。すぐに現金が欲しい場合は、店舗買取を利用すると即日で換金できる場合もあります。
緊急でお金を用意する
- 親族や信頼できる人に相談する
信頼できる家族や友人に事情を説明し、一時的な支援をお願いするのも選択肢の一つです。特に、生活費が尽きる前に相談することで、早めに解決策を見つけることができます。無理のない範囲で支援してもらい、返済の計画を立てることが大切です。 - 自治体の緊急支援を活用する
市区町村によっては、緊急で生活費を支援する制度があります。例えば、「生活困窮者自立支援制度」では、家計相談や一時的な生活費の補助を受けられることがあります。役所の窓口で事情を説明し、どのような支援が受けられるか相談してみるのがよいでしょう。 - 一時的なアルバイトを検討する
すぐに収入を得るために、短期や単発のアルバイトを探すのも有効です。派遣会社や求人サイトを活用し、日払い・週払いの仕事を見つけることで、数日以内に現金を得ることが可能です。
このように、生活費が不足した際には、まず利用できるお金を確認し、それでも足りなければ頼れる支援制度を活用することが重要です。焦らず、ひとつずつ対応していきましょう。
3. 公的支援を利用して一時的に生活を乗り切る
生活費が確保できない場合、焦らずに公的な支援制度を活用しましょう。日本にはさまざまな支援制度があり、一時的な生活費を補助してもらえる可能性があります。

特に、子どもがいる家庭や低所得世帯向けの支援制度が充実しています。
まずは自治体の窓口に相談し、自分がどの制度を利用できるのかを確認してみましょう。
公的支援を受ける際のポイント
- 必要書類を事前に準備する
申請には住民票や所得証明書、家計の収支が分かる資料が必要になることが多いため、事前に役所のホームページなどで確認しておきましょう。 - できるだけ早めに相談する
支援制度によっては申請から支給まで時間がかかるものもあるため、生活費が底をつく前に動くことが重要です。 - 複数の制度を組み合わせる
一つの制度だけでなく、自治体ごとの緊急支援制度やNPO法人のサポートなども調べてみると、より幅広い支援を受けられることがあります。
利用できる支援制度
- 生活福祉資金貸付制度
低所得者向けに、一時的な生活費を貸し付ける制度です。無利子または低利子で借りられるため、生活費が不足している家庭には大きな助けとなります。 - 生活困窮者自立支援制度
家計相談や就労支援を含め、生活が困難な人を支援する制度です。家計管理の指導や、一定期間の生活費補助などを受けることができます。 - 児童扶養手当・母子家庭支援
子どもがいる家庭向けの支援制度で、ひとり親世帯や低所得世帯が対象となることが多いです。教育費の補助や医療費の支援など、複数の制度が組み合わされているため、自治体の窓口で相談してみることをおすすめします。 - 住居確保給付金
失業や収入減少によって家賃の支払いが難しくなった場合、一定期間家賃補助を受けられる制度です。特に、急に収入が途絶えてしまった場合には役立つ支援です。
このように、公的支援は一時的に生活を乗り切るための重要な手段となります。生活費がなくて困った場合は、すぐに自治体や専門機関に相談し、自分に合った支援を受けることを検討してみましょう。
4. 旦那が戻らない場合の生活費確保策

旦那が何日も戻らない、または長期間連絡が取れない…。
そんなときは、今後の生活を安定させるために長期的な収入確保の方法を考えなければなりません。
突然の状況変化に直面し、先が見えず不安になるかもしれませんが、冷静にできることから取り組んでいきましょう。
すぐに始められる収入確保の方法
- パート・アルバイトを探す
短時間の仕事でも生活費の足しになります。スーパーやコンビニ、清掃業務など、比較的採用されやすい職種を選ぶと、すぐに働き始められます。特に、子どもがいる場合は、シフトの融通が利く仕事を選ぶことが大切です。 - 在宅ワークを活用する
クラウドソーシングを活用すれば、自宅にいながら収入を得ることも可能です。ライティングやデータ入力、簡単なアンケートモニターなど、特別なスキルがなくても始められる仕事が多くあります。これなら家事や育児の合間に働くことができるため、無理なく続けやすいでしょう。 - 固定費の見直し
毎月の支出を減らすことも、生活費の確保につながります。スマホ代を格安SIMに変更する、電気・ガスのプランを比較して安いものに切り替える、不要なサブスクリプションサービスを解約するなど、すぐにできることから始めてみましょう。家賃が高すぎる場合は、より安い物件への引っ越しを検討するのも一つの選択肢です。 - 身近な支援制度を利用する
ひとり親向けの支援制度を活用するのも有効です。自治体によっては、母子家庭向けの支援金や学費の補助を行っているところもあります。役所の窓口に相談すれば、自分が受けられる支援について詳しく教えてもらえるでしょう。 - 副業を検討する
副業として、ハンドメイド作品を販売したり、アフィリエイトブログを運営したりすることで、少しずつ収入を増やしていくこともできます。すぐに大きな収入にはなりませんが、長期的に見れば安定した収入源になる可能性もあります。
今すぐ収入を増やす方法と、長期的に収入を安定させる方法をバランスよく取り入れながら、少しずつ生活の基盤を整えていくことが大切です。
5. 失踪届と法的手続き – 旦那が戻らないときの対応
旦那が長期間戻らない場合、家庭の経済的な安定を図るために、法的な手続きを検討することが必要になります。
突然の失踪は精神的な負担が大きいですが、生活を守るためにも冷静に対応を進めていきましょう。

1人で抱え込まず、頼れる人に相談することも大切です。
失踪届を出すタイミングと手続きの流れ
旦那が失踪してしまい、一定期間連絡が取れない場合、警察に「失踪届」を出すことが可能です。
ただし、成人の行方不明は事件性がなければ積極的に捜索されないことが多いため、どのタイミングで届けを出すかが重要になります。
- 失踪届を出す基準
失踪届は家族や近親者が提出できますが、すぐに受理されるとは限りません。事件性がある場合(家出の兆候がなかった、突然の失踪、遺書があったなど)は警察も捜索に積極的に動くことがありますが、単なる家出と判断されると対応が限定されます。 - 届出の手続き
最寄りの警察署へ行き、失踪の経緯、最後に確認された場所、最近の行動などを伝えます。写真や身元を証明できるものを持参するとスムーズです。届けを出すことで、警察が関連する情報を把握しやすくなります。
法律上の「失踪宣告」とは?(離婚・財産分与の影響)
旦那が長期間行方不明のまま戻らない場合、「失踪宣告」という法的手続きがあります。これは、特定の条件を満たした場合に、行方不明の人を法律上「死亡」とみなす制度です。
失踪宣言
失踪宣告の条件
① 普通失踪:失踪から7年以上経過した場合、家庭裁判所に申し立てることができる。
② 特別失踪:災害や事故など特別な事情で失踪し、1年以上生死が不明な場合。
失踪宣告のメリットと注意点
・ 失踪宣告が認められると、戸籍上は死亡扱いとなるため、相続手続きが可能になる。
・ 失踪者の財産を管理し、生活費として活用できる場合がある。
・ 失踪宣告後に本人が戻った場合、法律上の調整が必要になるため、慎重に進めることが大切。
生活費を請求できる可能性(養育費や婚姻費用分担請求)
旦那の失踪によって収入が途絶え、生活が困難になった場合、法律に基づいて生活費を請求できる場合があります。
- 婚姻費用の分担請求
夫婦は法律上、お互いに扶養義務を負っています。旦那が失踪している間でも、収入や資産がある場合、婚姻費用(生活費)の請求が可能なケースがあります。裁判所を通じて請求することになりますが、旦那の居場所が不明な場合は手続きが難航することもあるため、弁護士など専門家に相談することをおすすめします。 - 養育費の請求
子どもがいる場合、失踪した旦那に対して養育費を請求できる可能性があります。養育費は子どもの権利であり、離婚していない場合でも、失踪者の財産や収入があれば請求することができます。

このように、旦那が戻らない場合でも、法的手続きを活用して生活の安定を図る方法があります。
ただし、状況によっては手続きが複雑になることもあるため、早めに専門家へ相談しながら進めていくことが重要です。
まとめ|生活費がない状況をどう乗り越えるか
- まずは冷静に、手元にある資金を確認する。
- 親族や自治体の支援を頼ることで、すぐに生活費を確保する。
- 旦那が戻らない場合、長期的な生活設計を考えて収入を増やす。
旦那の失踪は大きなショックですが、まずはできることから順番に進めて、生活の安定を取り戻していきましょう。