「コインランドリーって、正直ちょっと汚そうで怖い。」
そう感じている方は、とても多いと思います。私自身も、子どもが生まれるまではほとんど使ったことがなく、「あまり清潔じゃなさそう」「どんな人が使っているか分からない」というイメージだけで避けていました。
でも、共働きで子どもが二人いる生活が始まると、そうも言っていられなくなりました。
コインランドリーに対する不安は、
- 誰が使っているか分からないこと
- 中が本当に掃除されているのか見えにくいこと
- 店によって雰囲気や管理状態に差があること
が重なって生まれていることが多いです。
この記事では、
- なぜ「汚い」と感じてしまうのかという心理的な背景
- 実際に汚い店舗と衛生的な店舗の違い
- 病気やダニがうつるリスクはどれくらいなのか
- 安心して使うための見極め方と使い方
を順番に整理していきます。
「コインランドリーはなんとなく怖い」から一歩進んで、「ここなら、この使い方なら大丈夫」と、自分で判断できるようになることをゴールにしています。
目次
そもそもなぜ「汚い」と感じるのか?
コインランドリーに少し苦手意識がある人は多いです。理由は一つではなく、いくつかの不安が重なっていることが多いです。まずはその正体を整理しておきます。
理由①不特定多数が使うから
一つ目は「不特定多数が使う」という点です。誰がどんな使い方をしているか分からない場所には、どうしても心理的な抵抗が生まれます。特に衣類は肌に直接触れるものなので、なおさら気になりやすい部分です。
理由②汚れが目に見えないから
二つ目は「見えない汚れ」への不安です。洗濯槽の内側は普段じっくり覗き込む場所ではありません。糸くずや細かいゴミ、水垢などが残っているのではないか、という想像が働きやすくなります。
理由③洗濯物が放置されているから
三つ目は「放置された洗濯物の存在」です。乾燥機の中で長時間放置されている衣類を見ると、それだけで衛生面に敏感な人は不安になります。「人の衣類が入っていた機械を使って大丈夫なのか」という気持ちにつながりやすい場面です。
理由④店舗の管理に差があるから
四つ目は「店舗管理に差があること」です。有人店舗もあれば無人店舗もあり、清掃や点検の頻度にも店舗差があります。明るく清潔な店もあれば、照明が暗く雑然としている店もあります。この差が、不安を強める原因の一つになります。
理由⑤ネガティブな話を聞くから
最後に「ネット上のネガティブ情報」の影響です。知恵袋やSNSでは、体験談や感想がそのまま流通します。実際にはごく限られたケースでも、強い言い方で書かれていると印象に残りやすく、「コインランドリーは汚いらしい」と感じるきっかけになります。
ちなみに私も最初は、乾燥機の中に他の人の洗濯物が放置されているのを見かけて、そこで一気に不安になったことがあります。
「この後に使って大丈夫なのかな」と思いながら、ドラム内を何度も覗き込んでいました。こうした“見え方”や“管理の仕方”が、不安の入り口になりやすいのだと思います。
ここまでの内容は、実際の衛生状態ではなく「心理的な背景」の整理です。まずはこのモヤモヤを言葉にしておくと、次に出てくる話が理解しやすくなります。
次の章では、実際の店舗の衛生面にどれくらい差があるのかを具体的に見ていきます。
実際の衛生面|汚いケースと衛生的なケースの“差”
ここからは、イメージではなく「現場で起きていること」を整理します。検索結果や店舗の案内、利用者の体験談などを総合すると、コインランドリーは一律ではなく、店舗ごとに清潔度の差がはっきり出ます。
汚いと言われる店舗の特徴
まずは「汚いと言われる店舗」によく見られる特徴です。
- 清掃がほとんどされていない
- ドラムの内側に糸くずや細かいゴミが残っている
- フィルター掃除が放置されている(ホコリが詰まっている)
- 無人店舗で、設備も古い
- 泥や油汚れ、ペット用品などを洗う利用者がいる
これらが重なると「汚い」と感じるのは自然です。特にフィルターのホコリやドラムの糸くずは、見た目だけで不安を強くします。
一方で、清潔な店舗に出会ったこともあります。冬の布団を乾かしに行った時、店内が明るくて、スタッフの方がフィルターをこまめに掃除していました。ドラム洗浄のボタンも付いていて、「あ、こういう店なら安心して使えるんだ」と印象が変わった瞬間でした。
衛生面の評価が高い店舗の特徴
一方で、衛生状態が整った店舗も少なくありません。衛生面の評価が高い店舗では、次のような特徴が見られます。
- 毎日清掃の記録がある(現場でよく掲示されている)
- ドラム洗浄機能が付いている
- 洗濯から高温乾燥まで一体で行える機械がある
- 有人対応がある、もしくはカメラで管理されている
- フィルター清掃が徹底されている(利用者自身が清掃するタイプもある)
さらに補足すると、多くの店舗が採用している「高温乾燥(約60〜70℃)」は衛生面にとって大きな意味があります。高温乾燥はダニや細菌に強く、70℃前後では死滅するものも多いとされています。これは医学分野やクリーニング業界でも広く語られている内容です。
この段階で分かるのは「コインランドリーは全部汚い」というわけではなく、「店舗ごとの差が大きい」ということです。つまり、イメージだけで判断するのではなく、実際に見て選ぶことがとても重要です。
次の章では、ここから一歩踏み込んで「病気やダニは本当にうつるのか」という、読者が最も気になる点について、医学的な視点も含めて整理します。
病気やダニはうつる?医学的・科学的な結論
ここでは、多くの人が気にする「病気はうつるのか」「ダニは移るのか」という点を整理します。結論を先に言うと、医療系サイトや医師の回答、クリーニング業界の情報を総合した場合、
結論:リスクはゼロではないものの、実際にはかなり低い
という立ち位置でほぼ一致しています。
では、具体的に何がどう評価されているのかを項目ごとに見ていきます。
1. 細菌・ウイルスについて
細菌やウイルスは種類が非常に多いので、一般的な傾向で整理します。
インフルエンザなどの多くのウイルスは高温に弱く、60℃以上で死滅すると言われています。コインランドリーの乾燥機は高温で稼働することが多いので、乾燥工程でリスクは大きく下がります。
新型コロナについては、医療機関や感染症専門家の間で「衣類を介した感染は非常に起きにくい」という解説が多く見られます。実際に衣類経由で感染した事例はほとんど報告がありません。
一方でノロウイルスは例外扱いされています。ノロは感染力が強く、洗濯でまき散らす可能性があるため、多くの店舗で「嘔吐物が付いた衣類の持ち込み禁止」という表示やルールがあります。これは業界としての安全対策です。
2. 水虫(白癬菌)について
水虫の原因である白癬菌は表皮に存在する真菌(カビの一種)です。これについては温度との関係が分かりやすく、
60℃以上で死滅し、20〜30分ほどの乾燥時間でほぼ不活化するとされています。
つまり、洗濯だけでなく乾燥もセットにすることで、感染リスクはかなり低くなります。
3. ダニについて
ダニは布団や衣類、カーペットに多いので心配されやすい存在ですが、高温に弱いという特徴があります。
- 60℃以上で即死
- 50℃台でも20〜30分で死滅
これはクリーニング業界の情報や専門サイトで共通して語られています。多くのコインランドリー乾燥機は60〜70℃で稼働するので、ダニ対策としてむしろ有効だとされています。
4. 梅毒などの性感染症について
性感染症についてはもっと心配する人もいますが、医師の回答は一貫しています。
医師コメントでは「洗濯機を介して感染することはほぼ考えられない」という意見が多く、AskDoctors、QlLife、知恵袋の医師アンサーでも同様の内容が見られます。
性感染症は体液など特定の経路が必要なため、衣類を共同で洗うだけで感染するケースは非常に例外的です。
ここで押さえておくべきこと
この章で伝えたいポイントは二つあります。
一つ目は、「安心材料」がちゃんと存在していることです。特に高温乾燥は大きな安心材料になります。
二つ目は、「例外ケース」があることも理解しておくことです。ノロのような特殊な病原体は店舗側も注意し、持ち込みを禁止しています。
この二つが揃うと、ただ怖がるのではなく「どうすれば安全に使えるか」に視点を移せるようになります。
次の章ではその視点で「汚い店舗を避けるための見極め方」を具体的に紹介します。
汚い店舗を避けるための“見極め方”
ここまで読んでいただくと分かる通り、コインランドリーは店舗によって差があります。では実際に利用する時、どう見極めれば良いのでしょうか。検索結果や利用者の口コミを整理すると、判断材料として役に立つポイントがいくつも見つかります。
まずは「良い店舗」を選ぶためのチェックポイントです。
見極めポイント
有人店舗か、カメラ管理があるか
スタッフが常駐している、または監視カメラがある店舗は、放置被害やトラブルが少なく、清掃も行き届いていることが多いです。
店内が明るく整理されているか
照明が明るく、床にゴミが落ちていない、案内表示が整理されている店舗は、管理の意識が高い傾向があります。
ドラムの中に糸くずやゴミが残っていないか
扉を開けて中を見るだけで、清掃されているかどうかが分かります。ゴミが少ない店舗は、利用者もマナーが良いことが多いです。
フィルターに埃が溜まっていないか
フィルターは衛生面と乾燥効率に関わる部分です。埃が詰まっていない店舗は、こまめに手入れされています。
乾燥機が新しいか
新しい機械は高温乾燥の性能が良く、衛生面の安心材料にもなります。店頭の導入日が掲示されている場合もあります。
洗濯乾燥一体型があるか
洗濯から乾燥まで一気に進める機械は衛生面で有利です。途中で移し替えないため、放置リスクもありません。
口コミの衛生評価が高いか
Googleマップなどで「清潔」「綺麗」といったキーワードが頻出する店舗は、実際に利用者の満足度が高い傾向があります。
避けた方がいい店舗
照明が黄ばんでいて暗い
清掃不足の可能性が高く、利用者もつきにくい店舗です。
フィルターが埃だらけのまま
日常的な手入れがされていないサインです。乾燥効率も落ちます。
洗濯物が放置されていることが多い
管理が弱い店舗で起こりやすい状況です。トラブルの元にもなります。
清掃表が貼られていない、または更新されていない
清掃がルーティン化されていない証拠です。貼ってあっても日付が古い場合も要注意です。
安い料金に惹かれて立ち寄った店舗では、乾燥機のフィルターが埃だらけで、ドラムにも糸くずが残ったままでした。照明も暗く、清掃表も貼られていませんでした。
その時は「ここではやめておこう」と判断し、何もせずに帰りました。こうした差があるので、店舗を見ることはとても大事だと思います。
こうした目線を持って店舗を選ぶだけで、衛生面の不安は大きく減ります。店内の様子は入店してすぐ分かるので、短時間で判断できます。
次の章では、さらに一歩踏み込んで「どう使えば安全にできるのか」を具体的に整理します。ここまで読むと、コインランドリーがただの二択ではなく、条件が揃えば十分に安心して使える選択肢だと分かるようになります。
安全に使うための実践ポイント
ここからは「具体的にどう使えば安心できるのか」をまとめます。難しい対策ではなく、今日からできることばかりです。
1. 使う前にできること
ドラム洗浄ボタンを押す
最近の店舗には「ドラム洗浄」や「槽洗浄」ボタンが付いていることが多く、数十秒〜数分で内部をすすいでくれます。使う前に押すだけで気持ちが違います。
ドラム内にゴミや糸くずがないか確認する
扉を開けて中を見るだけで状態が分かります。糸くずが多い場合は別の機械に変えるのも一つの方法です。
混雑時間帯を避ける
夕方や休日は混むことが多く、放置されやすい時間帯です。空いている時間に行くと放置やトラブルも減ります。
2. 洗濯設定の選び方
「洗濯→乾燥」一体型を選ぶのがベスト
途中で移し替えないため、放置リスクがありません。衛生面でも安心ですし、乾燥まで一気に終わるので時短にもなります。
3. 乾燥時間の目安
20〜30分以上の高温乾燥を推奨
高温乾燥(60〜70℃)は、細菌やダニに対して有効とされています。
医学分野でも「高温に弱い病原体」は多く、病気対策としても意味があります。
4. 使わない方が良いもの
以下のものは、多くの店舗で注意喚起されています。
- 嘔吐物が付いた衣類(ノロなどのリスク)
- 排泄物が付いた衣類
- ペット用品(禁止している店舗が多い)
これらは持ち込み禁止や専用クリーニングが案内されることが多く、家庭で前処理が必須です。
5. 使用後のマナーと対策
衣類を放置しないことが一番大切です
放置は衛生面だけでなく、以下の理由でも問題になります。
- 他の利用者が触ることになる
- 乾燥後の湿気戻りで衛生面が落ちる
- トラブルの原因になる
- マナー違反として嫌がられやすい
放置を避けるだけで、衛生面でもトラブル対策としても効果があります。
細かく見えるかもしれませんが、どれも難しいことではありません。このような「選び方と使い方のセット」を身につけておくと、コインランドリーは不安のある場所ではなく、便利な選択肢に変わります。
次は、この章を読んでもまだ不安が残る人のために、現実的な代替策や使い分けの方法をまとめます。
まとめ|不安が残る人はどうすればいい?
ここまで整理してきたように、コインランドリーは店舗によって差があり、使い方によって衛生面の不安はかなり減らせます。それでも「どうしても気になる」「自分には合わない気がする」という人もいると思います。
衛生面の不安があると、『そもそも自分の家庭はコインランドリーをどれくらい頼ってもいいのか』という点も気になってきます。
コインランドリーを使った方がいい場面と、家で乾かした方がいい場面を整理したい方は、こちらの記事も参考になります。
そこで最後に、状況に合わせた現実的な選択肢を三つにまとめます。
1. 清潔な店舗を選ぶ
一つ目は「見極めて選ぶ」という方法です。
この記事で紹介したようなポイントに気を付ければ、清掃や管理が行き届いた店舗を選ぶことは難しくありません。
例えば
・有人 or カメラ管理
・ドラムやフィルターの清掃状況
・設備の新しさ
などは、入店して数分で判断できます。
「不安はあるけど使いたい」という人には、一番バランスの良い方法です。
2. 洗濯代行を使う
二つ目は「自分で触らない」という選択肢です。
洗濯代行はスタッフが洗濯から乾燥、たたむところまで行ってくれます。管理が行き届いている店舗が多く、衛生面を重視する人と相性が良いサービスです。
料金はかかりますが、
・共働きで時間がない
・アレルギーや肌トラブルが心配
という家庭では選ぶ価値があります。
3. 家庭メイン+乾燥だけコインランドリー
三つ目は「組み合わせる」という方法です。
家庭で洗濯して、乾燥だけコインランドリーに任せるやり方です。高温乾燥はダニや細菌に効果があるので、衛生面でも理にかなっています。
この方法は
・厚手や布団が乾かない
・梅雨や冬だけ困る
・共働きで夜洗いが多い
といった家庭と相性が良いです。
不安を理由に「使うか/使わないか」の二択で考える必要はありません。自分の生活や気持ちに合った形で取り入れることで、便利さだけを受け取ることもできます。
次の記事では、コインランドリーに対して特によく出る悩みの一つである「衛生問題(菌・ダニ)」をもう少し深掘りしていきます。気になる方はそちらも読んでみてください。
②の記事へ
『やっぱりできるだけ家で完結させたい』『コインランドリーは最小限にしたい』という方は、そもそも自宅の“乾かす力”を上げておくことが大切になります。
部屋干しで臭わずにしっかり乾かすための仕組みと、衣類乾燥除湿機がなぜ役立つのかを整理した記事もご用意しています。

