共働きといっても、フルタイムとパートでは収入の差が大きく、生活費を折半するのは現実的に厳しいケースが多いですよね。
私自身、パート勤務で生活費を折半していた時期がありましたが、家計の負担が大きすぎて精神的にも経済的にも追い詰められてしまいました。

パート代が生活費に消えて、自分のためのお金がない…。
この記事では、パートなのに生活費を折半している家庭の実態、理想的な負担割合、そして負担が大きすぎる場合の解決策について、具体的な体験談を交えながら解説していきます。
目次
【体験談】パートなのに生活費折半という夫はケチ?負担が重すぎた私の実例
結婚当初は私もフルタイムで働いていたので、夫と生活費を折半していました。しかし、子どもが生まれ、育児のためにパート勤務に切り替えた途端、生活費の負担がどんどん重く感じるようになりました。
- パート収入なのに、家賃・食費・光熱費を折半したら自分に使えるお金はほとんど残らない。
- 夫は「共働きだから当然」と言うけど、実際には私の負担の方が大きくなっている気がする。
- 「もう少し家計を見直せない?」と相談しても、「俺だって稼ぐの大変なんだよ」と取り合ってくれない。

節約しないと生活費が足りなくなるのは私だけで、夫は変わらず趣味や外食を楽しんでいる…。
この状況に違和感を覚え、「このままでいいの?」と自問自答するようになりました。夫はケチで自分にだけお金を使うタイプ…。
悩んでいるうちに、「なんで私だけがこんなに苦しまないといけないの?」という疑問が湧いてきました。家事や育児はほぼ私が担当しているのに、生活費も折半なんて納得できない…。
それでも「夫に言いづらい」と思ってしまい、なかなか話し合う勇気が持てませんでした。
何度か「もう少し私の負担を減らせないかな?」と切り出そうとしたのですが、夫の「俺も仕事が大変なんだよ」という言葉を思い出し、口を閉ざしてしまうこともありました。
そんな中、ある日スーパーのレジで財布を開くと、残金はわずか800円。「あと1週間、自分のお金はこれだけ…」と悲しい気持ちが込み上げました。
そのときふと、夫のクレジットカードの利用明細が頭に浮かびました。「先週も飲み会で1万円以上使ってたっけ…」と、モヤモヤが膨れ上がっていきました。
「このままでは何も変わらない」と思い、ついに夫に真剣な話し合いを申し入れることにしました。
最初は夫も「折半でやってきたんだから今さら変えるのは難しい」と渋っていましたが、「私の収入はフルタイムのときより大幅に減っているし、育児の負担もある。
もう少し現実的な分担にしてほしい。」と具体的なデータを見せながら説明すると、ようやく納得してくれました。
その後、固定費は夫が負担し、私は変動費(食費・日用品)を担当する形に変更。
話し合いの途中で夫も「今まであまり考えてこなかったけど、確かに負担が偏っていたのかもしれない。」と理解を示してくれました。
この経験を通して、我慢し続けるだけでは何も変わらないことを痛感しました。勇気を出して話し合うことで、少しずつでも状況を改善できると実感したのです。

パートなのに生活費の完全折半なんて夫はケチだと思います!
パート収入なのに生活費を折半するのは不公平?実際のデータを検証
共働き夫婦の家計負担についての調査データを確認すると、多くの家庭が収入に応じた分担をしていることがわかります。
- 生活費を完全に折半(50:50)している家庭 … 約30%
- 収入比率に応じた負担(例:7:3、6:4) … 約45%
- 固定費と変動費で分担している家庭 … 約20%
- どちらかがほぼ全額負担している家庭 … 約5%
データを見ると、折半している家庭は意外と多いものの、収入比率を考慮して負担を調整している夫婦が最も多いことがわかります。
収入に差があるのに生活費を折半すると、収入の少ない方が経済的に追い詰められやすくなるため、注意が必要です。

私はものすごく追い詰められて、毎日不安でイライラして辛かったです。
共働き夫婦の生活費分担パターン|理想の割合とは?
理想はそれぞれの夫婦によって違います。ここではいくつかの決め方をご紹介しますので、自分たちに合った形を話し合って決めていきましょう。
収入差がある場合の負担割合の決め方
- 夫婦の収入を比較し、負担のバランスを決める(例:夫70%、妻30%)
- 固定費(家賃・光熱費など)は収入の多い方が負担する
- 変動費(食費・日用品など)は収入の少ない方が担当する
- 家事・育児の負担も加味して、生活費の分担方法を調整する
家賃・食費・光熱費はどう分ける?
- 家賃: 夫が負担、または収入比率に応じた分担
- 食費: 妻が担当する家庭が多いが、負担が大きい場合は調整
- 光熱費: 折半または固定費と変動費のバランスで調整
固定費と変動費で分担する方法とは
- 固定費(家賃・光熱費・通信費)を夫が負担
- 変動費(食費・日用品・子どもの費用)を妻が負担
- 収入が減った場合は、割合を見直す
【実例5選】生活費折半から分担方法を改善!他の家庭の事例を紹介
ここでは生活費の分担について見直した5つの事例をご紹介します。
1. 収入に応じて7:3で分担した家庭
夫の収入が手取り35万円、妻がパートで10万円。この家庭では、家賃・光熱費などの固定費は夫が全額負担し、食費や雑費などの変動費を妻が担当する形にしました。
2. 夫が固定費、妻が変動費を負担したケース
この家庭では、夫が住宅ローン・光熱費・通信費などの固定費を負担し、妻が食費・日用品を担当する形でした。支出が増えたタイミングで見直し、食費の半分を夫が負担することでバランスが良くなりました。
3. 収入が少ない方が家事・育児を多めに担当するルール
妻がパート勤務で収入が少ないため、生活費の負担割合は少なめにし、その代わりに家事や育児をメインで担当することになった家庭です。最初は家のことを任せきりな夫でしたが、大変さを実感し家事育児もやるようになりました。
4. 折半でやっていたが、途中で見直した家庭
この過程では折半が公平だと考え、50:50で負担していましたが、子育てのためパート勤務になると収入のほとんどが生活費に消えてしまい不公平だと感じるようになりました。家計簿を見せて話したら夫も納得し、改善できました。
5. 妻の負担が重くなりすぎて家計が回らなくなった家庭
妻が食費や子どもの教育費を負担していたが、貯金が減る一方で生活が苦しくなり、最終的に夫が家計を見直すことになったケースです。
まとめ|パートでも無理なく生活費を分担するためのルール作り
✔ 生活費負担は収入比率や固定費・変動費で調整するのが現実的 ✔ 収入差がある場合、折半ではなく、柔軟に負担割合を決める ✔ 夫婦で定期的に話し合い、無理のない家計管理を続けることが大切です。

「パートだから折半は厳しい…」と感じている方は、まずは夫婦で話し合うことから始めてみてくださいね。